Q.熨斗(のし)とは何? 熨斗の意味

熨斗(のし)とは何? 熨斗の意味について解説しています。

「あわびのし」と言って、アワビを熨(の)して乾燥させて保存食としたものです。
秦の始皇帝が家来に、不老長寿の薬を探すように命じ、その薬がアワビだったところから、長寿の象徴として、お祝には欠かせない物となりました。
昔はお祝があると、このアワビとお酒を持参して祝宴を催したのです。
今もアワビは高価ですが、昔も大変高価だったようです。

今では形だけとなっている、祝儀袋の右上についている黄色のものがその名残りです。

最近は、祝儀袋のことを「熨斗」と言う方や、品物に水引掛けることを「熨斗」と言う方が多いのですが、正しくないのでご注意ください。
祝儀袋の右側に付いているものが、熨斗(のし)です。

ロマンス鶴
右側に付いている黄色いものが熨斗です
あわじ
右上に付いているものが熨斗です
水引掛け
品物に水引を掛けた写真です。
祝儀袋と同じように、右上に熨斗が付いています。
 

最近は、熨斗が付いていないものが販売されていますが、頂いた本人は気にしてなくても、両親や親戚がそれを見た時に「熨斗が付いていないなんて香典袋みたいだ!」と思う可能性もあります。

御祝には、ちゃんと熨斗が付いたものを使いましょう。水引館の祝儀袋には、熨斗が付いていますのでご安心下さい。※お寺の場合は、御祝であっても熨斗が付いていない祝儀袋をお選び下さい。
>>> お寺に使える祝儀袋は、こちら!