Q.祝儀袋には、短冊を使わないのですか?

市販されている祝儀袋には短冊(祝儀袋に挟む細長い紙)が付いていて、それに名前を書くようになっていますが、祝儀袋に直に字を書き入れるのが正式ですので、当店は短冊は使用しません。

改まった御祝には、短冊を使わないことをおすすめします。

「御祝は重なると良いから、短冊を2枚重ねて使うのがマナー」と解説している本などあります。
しかし、その「マナー」は最近の人が言い始めたことです。

短冊には、「寿」や「御祝」などの字があらかじめ印刷されているものと、無地のものがあります。

無地の短冊は、印刷されている字とは違う言葉を書きたい場合
(「祝御結婚」と書きたいのに、「祝御結婚」と印刷された短冊が無い場合)や、
間違って書いてしまった場合の予備として使えるのですが、無地の短冊を、字が書かれた短冊の下に入れて2枚重ねて使う用の短冊と勘違いしている人がいます。

結婚祝いなど、改まった御祝を渡す時は、祝儀袋に直に毛筆で書きましょう。
水引館では、毛筆で直に祝儀袋に代筆致します。