<水引掛け>の方法
お祝い、お祝返し、引き出物、 お中元、御歳暮、粗供養などの品物に水引を掛けます。
■材料
金銀水引 1本
檀紙(だんし) 1枚
赤紙 1枚
熨斗 1個
■用意するもの
はさみ
のり
■作り方
1. 箱の左と上下に赤紙が少し出るように赤紙と檀紙を巻きます。 箱が大きい場合は、上下だけに赤紙が 出るようにします。 | |
2. 金銀の水引に箱にあわせて、 カタをつけます。 | |
3. 箱の大きさより、少し小さめになるくらいに、左図にように金を上にして、交差を 左手で持ちます。 その手を手前に右図のように倒します。 | |
4. 3の交差のところに右手の人差し指を左図のようにもってきます。 金をあわじ結びの丸い部分くらいの長さを しごきます。 | |
5. 左手で、4の金も一緒に持ちます。 | |
6. この交差のところから、右手で銀を先ほどと同じように丸くしごきます。 右手に持った銀を金の上にもっていきます。 | |
7. 次の金の下に持っていきます。 この交差を右手で持ち、左手で持っていた真ん中の金を放します。 すると、三角形ができます。 | |
8. この三角形の底辺にあたる金の上に、右手の銀を持っていき、右図のように、左辺にあたる銀の下にもっていきます。 | |
9. 左の丸い金の上に銀を出します。 そして、右図のように1本ずつ引っ張ります。 | |
10. 金を同じように1本ずつ引っ張ります。 | |
11. 結び上がりが箱より少し小さめにになるように結びます。 右図のように箱に合わせて、引っ張ります。 | |
12. 形を整えます。 | |
13. 3隅に水引をかけ、最後の隅を 目打ちで水引を通し入れます。 | |
14. 水引真ん中まで ずらしていきます。 金銀の水引を箱に合わせて、 切り揃えます。 | |
15. 右に熨斗(のし)を貼り付けて、 出来上がりです。 | |
お中元、御歳暮や一般のお祝には赤白の水引を使います。 御寺のお祝などの時は、熨斗は不要です。 仏事の場合は、檀紙1枚を使い(御祝と違い、和紙を重ねません)、 双銀、黒白、黄白の水引を使います。 |
バリエーション
- 鶴などの水引を結びつけてもいいですね!
- 赤の紙を千代紙など使っても可愛いです。
- 赤白や金銀の水引でなく、その他の色の水引を使ってもいいでしょう。
- 熨斗も、水引で結んだものにするとか、絵の得意な人は花の絵などを書いてみてもいいでしょう。
墨で「のし」と書いても良いと思います。